【未明の砦】(251) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第三章 反旗(三十三)

 老人は数秒のあいだ表情を変えることなく脇を見つめていたが、つと立ち上がると、応接セットの横の小型冷蔵庫から人数分のお茶のペットボトルを取り出し、四人の ・・・

【残り 797文字、写真 1 枚】



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