【未明の砦】(245) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第三章 反旗(二十七)

 脇も秋山も、矢上と同じように黙り込んでいた。泉原がやはり影法師を見つめたまま言った。
 
「そういう言われ方が嫌だとか、そんなんじゃないんです。圭太さんの気 ・・・

【残り 810文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る