【未明の砦】(235) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第三章 反旗(十七)

 布団に横たわった玄さんは、理髪店に行ってきたようにきれいに髪が整えられて、鬚(ひげ)もあたったばかりのようだった。夏休みに日焼けした顔は血色がよ ・・・

【残り 761文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る