【未明の砦】(234) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第三章 反旗(十六)

「なに言ってんのよ」

 笑い飛ばそうとした秋山の口許(くちもと)はこわばっていた。 
 
「玄さんは最初の休憩時間に抜けるまで、俺たちと二時間がっつりラ ・・・

【残り 763文字、写真 1 枚】



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