【未明の砦】(225) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第三章 反旗(七)

 四人は言葉を交わす間もなく持ち場についたが、矢上だけでなく、脇も泉原も秋山も、心配顔で玄羽が消えた扉の方を見ていた。左肩を押さえていたから腱かどこかを傷めたのか ・・・

【残り 818文字、写真 1 枚】



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