成東の歌碑 長塚節(5) 中谷順子 【房総の作家】 

 明治38年5月下旬に、長塚節は安房清澄山(現・鴨川市)の八瀬尾を訪れ、自然に生える植物を採って過ごす炭焼人を「こと足りて住めばともしも作らねど山に薯蕷(いも)掘り谷に蕗(ふき)採る」(「房州行」)と詠んでいる。

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【残り 978文字、写真 1 枚】



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