【未明の砦】(118) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第二章 追う者たち(十九)

 中津川はレストランの支配人が引いた椅子に腰をおろすと、息子ほども歳が違うその男をまじまじと見つめた。
 萩原琢磨(はぎわらたくま)。
 ・・・

【残り 777文字、写真 1 枚】



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