【未明の砦】(93) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第一章 発端の夏(七十八)

 庇テントと同じ紅白のストライプのエプロンをした小太りのマスターは、悪気はないのだろうがあまり愛想がない。おかげで自慢の手作りソーセージの味のわりに、店はいまひ ・・・

【残り 847文字、写真 1 枚】



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