【未明の砦】(84) 太田愛・作 藤岡詩織・画

◆第一章 発端の夏(六十九)

 崇像家に戻った時には午後四時を過ぎていた。玄関の前に、店から配達されたらしい肉や魚の入ったクーラーボックスと野菜入りの段ボール箱が置かれてお ・・・

【残り 772文字、写真 1 枚】



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