【うずしお高校浄瑠璃部】(281) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

  ◆第八章 再会(六)

 どんなふうに若菜を舞わせたのか。

 圭介はそれを思い出そうとして、こめかみを指先でコツコツと叩いた。

 右手で扇を開き、船底の中央に進み出て、客席に向かって ・・・

【残り 781文字、写真 1 枚】



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