【うずしお高校浄瑠璃部】(241) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(二十)

 人形遣いの練習を終え、稽古場を出たあとも、圭介はまだ校内に留まっていた。中庭のベンチに腰かけて、夏の残光を頼りに英語の教科書を開いた。二学期に読 ・・・

【残り 785文字、写真 1 枚】



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