【うずしお高校浄瑠璃部】(255) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(三十四)

 警察官たちを案内してきたのか、教頭の「もみじ」も稽古場の入り口に立った。もみじはなかを覗いて、たぬきを手招きした。

 スリッパの乾いた音を ・・・

【残り 789文字、写真 1 枚】



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