【うずしお高校浄瑠璃部】(253) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(三十二)

 妲己の人形を間に挟んだまま、抱き合った圭介とさつきはゆっくりと床に崩れ落ちていった。涙の止まらないさつきに、圭介は何度も頬ずりをした。やがて ・・・

【残り 779文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る