【うずしお高校浄瑠璃部】(249) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(二十八)

 空が白むより先に、漁師たちは港にやってくる。停泊している船から話し声が聞こえ、甲板のランプが灯った。闇のなかで抱き合っていた圭介とさつきは、そこ ・・・

【残り 792文字、写真 1 枚】



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