【うずしお高校浄瑠璃部】(234) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第七章 高校三年生(十三)

 さつきの指は、圭介の腕の上にしばらく留まっていた。圭介がその指に手を這わせさえすれば、この夜更けに二人きりで会うことの意味が明確になりそうだった。 ・・・

【残り 790文字、写真 1 枚】



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