【うずしお高校浄瑠璃部】(208) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第六章 潮流(十一)

 臼井とよっしんが病院にやってきたのは、ロビーの窓に映っていた夕暮れの淡い光が失われ始めた頃だった。二人は圭介を見つけ、ほぼ同時に片手を挙げた。ただ、よ ・・・

【残り 787文字、写真 1 枚】



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