【うずしお高校浄瑠璃部】(191) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第五章 鮎屋の滝(二十九)

 川に沿う道を辿(たど)り、圭介とさつきは木立のなかへと入っていった。重なり合うクヌギやコナラの葉が二人の頭上を覆う。夏の光が遮られ、川の流れが ・・・

【残り 780文字、写真 1 枚】



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