【うずしお高校浄瑠璃部】(172) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第五章 鮎屋の滝(十)

 はあ? と圭介と臼井は同時に口をあけ、よっしんの顔を見た。臼井が一音ずつ区切るように聞き返す。

「歌・舞・伎?」

「そうや、歌舞伎 ・・・

【残り 764文字、写真 1 枚】



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