【うずしお高校浄瑠璃部】(171) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第五章 鮎屋の滝(九)

 稽古場裏のテラス「青空舞台」で、圭介と臼井とよっしんは車座になっていた。人形遣いと床チームの有志による練習を終えたあとだった。土曜日の夕方である。陽は傾きつつあ ・・・

【残り 840文字、写真 1 枚】



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