【うずしお高校浄瑠璃部】(145) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第四章 新人舞台(三十六)

「頭はな、人形遣いにとっての肝(きも)なんや」

 臼井は圭介にそうも告げた。この感覚が身につかないうちは、人前で人形を操ることなんかできへんのやと。
【残り 807文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る