【うずしお高校浄瑠璃部】(66) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第二章 高校一年生(三十六)

 どう見ても、それは生きている足だった。

 とても不思議な光景だと圭介は思った。

 灘井先輩は吊られた左右の足、それもふくらはぎから下の部分を前へ後 ・・・

【残り 794文字、写真 1 枚】



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