シオカラトンボ 害虫駆除の役割大きく 成田篤彦 【房総の草木虫魚】(332)

 「とんぼうの尻なぶるや隅田川」は房総にゆかりのある小林一茶の句である。

 秋の湿田跡、ムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)が尾を立てて、何度も水に触れ、産卵している。そのたびに水輪が広がる。シオカラトンボのオスが、それを守るように上空の一点に止まって飛んでいる。清々 ・・・

【残り 1200文字、写真 1 枚】



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