【うずしお高校浄瑠璃部】(40) ドリアン助川・作 茂苅恵・画

 ◆第二章 高校一年生(十)

 気軽に声をかけたものの、さつきが黙りこむとは想像していなかったのか、芝右衛門先生は目を白黒させ、慌てた表情になった。

「いや、あの、君のな、君の太夫としての ・・・

【残り 811文字、写真 1 枚】



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