2020年7月29日 05:00 | 有料記事
千葉県内に大規模停電など大きな被害をもたらした台風15号からもうすぐ1年。フリーライターなどとして活躍する加藤淳さんも、亡父がかつて仕事場として建てた鋸南町の家が損傷した。被災経験を通して出会った人々、学んだことについて、加藤さんに寄稿いただいた。
20数本もの杉の大木が屋根の上に倒れて大きな穴があき、屋内は雨で水びたしになった。重なり合った倒木は格子状の檻(おり)のようになり、家を閉じ込めていた。
・・・【残り 1855文字、写真 1 枚】