2025年6月2日 16:19 | 無料公開

現在も脱線現場付近で置かれたままの事故車両=2日、いすみ市

記者会見の冒頭に謝罪する古竹孝一社長(中央)ら経営陣=2日、大多喜町
いすみ鉄道(本社・大多喜町)は2日、昨年10月にいすみ市で起きた脱線事故で全線運休が続いている同鉄道の運行再開時期について、大多喜―大原間が最長で2027年秋ごろになるとの見解を明らかにした。復旧費用についてもバスの代替輸送も含めて約14・5億円かかるとの見通しを示した。いずれも同日開かれた記者会見で発表した。
事故は昨年10月4日朝発生。1両目後部の車輪と2両目全体の車輪が線路から進行方向の左側に外れた。通学時間帯で県立大多喜高校の生徒ら104人が乗っていたが、運転士1人を含め、けが人はなかった。