高齢者の補聴器購入費を助成へ 市原市、6月から

市原市役所
市原市役所

 市原市は6月から高齢者の補聴器購入に対する助成を始める。これまで聴覚障害者へ購入・修理費を助成しており、対象者を拡大した。

 新たな助成対象者は(1)満65歳以上で市原市に住所を有する居住者(2)市県民税非課税世帯に属する(3)医師に補聴器の使用が必要であることが証明(市指定様式)されている(4)聴覚障害の身体障害者手帳交付を受けていない-のすべてを満たす人。

 助成対象は、医療機器認定を取得している補聴器本体(補聴器に付属する電池、充電器およびイヤモールドを含む)の購入費。助成額は上限3万円で1回限り。

 助成対象かを確認するため購入前に高齢者支援課(電話)0436(23)9814へ相談が必要となる。

 聴力機能が低下し、周囲と円滑なコミュニケーションを図ることが難しくなると生活に支障を来すほか、うつ病や認知症など多くの病気のリスクとなる。国内では約2千万人が中等度以上の難聴との推計があるが、補聴器の普及率は低い。


  • Xでポストする
  • LINEで送る