災害時、キッチンカーで炊き出しを 経営審と四街道市が協定 千葉県内4例目

協定を締結した鈴木市長(左から2人目)と佐々木副理事長(同3人目)=四街道市役所
協定を締結した鈴木市長(左から2人目)と佐々木副理事長(同3人目)=四街道市役所

 災害発生時の被災者支援に向け、四街道市と一般社団法人「日本キッチンカー経営審議会」は、キッチンカーを炊き出しに活用する災害協定を結んだ。

 同会は、全国のキッチンカー事業者約700社で構成。県内では松戸市や柏市、一宮町と協定を締結しており、四街道市で4例目となる。

 協定により、災害時は市の要請を受けたキッチンカーが避難所や被災場所に駆け付け、炊き出しをする。平時も市の防災訓練に参加するなどし連携を深める。

 市役所で行われた協定締結式で、同会の佐々木剛副理事長は、昨年の能登半島地震の際も被災地へキッチンカーを派遣したことに触れ「多種多様な料理ができるので、災害時に非常に喜んでもらえる。平時の活用も含め関係性を深めていきたい」と期待。鈴木陽介市長は「災害時は特に食事で困る市民が多いと思う。行政だけではなかなか手に届かない分野で連携できることに感謝したい」と述べた。


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