2025年5月27日 05:00 | 無料公開

森沢さんのエッセー集をイメージした「リアルあおぞらビール」をPRする山崎さん(左端)ら=船橋市役所

「あおぞらビール」新装版の表紙(双葉社提供)。この図柄がリアルあおぞらビールの共通ラベルに使われる予定だ
船橋市在住の小説家、森沢明夫さんのエッセー集「あおぞらビール」をイメージしたクラフトビールが誕生した。30日夜に同市の「サッポロビール千葉ビール園」で森沢さんも出席しての「開栓式」を有料で開催する。
同エッセー集は自身の青年期のアウトドアな日常をつづった作品。森沢さんの中学校の後輩でイベント企画会社社長の山崎健太朗さん(48)ら有志が「増刷のきっかけに」と「リアルあおぞらビール」のプロジェクトを立ち上げたところ、NHKで連続ドラマ化されることになり、プロジェクトの進行が加速化した。
千葉県内のクラフトビール醸造所36カ所に呼びかけた結果、8カ所が参加を表明。各施設がそれぞれの特長を生かしながら同エッセーの世界観を自由に解釈して、オリジナルのあおぞらビールを作り上げた。
30日の開栓式(参加費1万1千円)には、8施設のうち銚子ビールやこまいぬブルワリー(柏市)、丸屋ブルワリー(市川市)など6カ所が出品。残り2カ所も今後のイベントに登場する予定という。
山崎さんは「県内のさまざまなイベントに参加して、あおぞらビールを広めたい。将来的には千葉のお土産として使ってもらえるようになれば」と話した。
ドラマは6月16日からNHKの「夜ドラ」枠で放送され、同エッセー集の新装版も同11日、双葉文庫から刊行される。
開栓式の問い合わせは「あおぞらビールプロジェクト」の特設ホームページ。