【詳報】1330万円着服で小学校教頭免職 「生活費などに使った」 複数女性の下着盗撮教諭も 千葉県教委

記者会見で謝罪する千葉県教委の細川義浩教育次長(中央)ら=26日、千葉県庁
記者会見で謝罪する千葉県教委の細川義浩教育次長(中央)ら=26日、千葉県庁

 千葉県教委は26日、修学旅行費や教材費として保護者から集めた学校徴収金の口座から現金約1330万円を着服したとして、市川市立塩焼小学校の小林佳巨教頭(52)を免職の懲戒処分とした。複数の女性の下着を盗撮したとして、我孫子市立布佐小学校の綿引亮介教諭(32)も免職処分にした。

 県教委教職員課によると、小林教頭は2023年6月~今年3月ごろ、学校徴収金の3口座から、少なくとも現金1331万242円を着服した。教材費は全学年から集め、修学旅行費は4年生以上から1人当たり3万円徴収していた。小林教頭は校長の許可なく銀行印と通帳を持ち出し、銀行窓口で約30回現金を引き出したという。

 3月中旬、卒業生への残金の返金のため、確認した校長がいずれの口座も残高がゼロになっていることに気づいた。教材費の業者への未払いも見つかった。小林教頭は「生活費などに使った」と話しているといい、7 ・・・

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