【ふつうの家族】(200) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 里香(りか)と話しているときもそうだったが、彼らの話す方言は耳に心地よく馴染(なじ)んだ。こうして一瞬のうちに郷里の空気を取り戻し、臨場感を持った過去に浸ることができるのは、生 ・・・

【残り 795文字、写真 1 枚】



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