藩政改革担った家臣らに注目 いかに〈富強〉を実現したか 「上杉鷹山〈富国安民〉の政治」小関悠一郎著 【故郷の本たちへ 河野良恒】(126)

 小関悠一郎さま。浅学菲才(ひさい)で一面識もない老書生がいきなり日本史学界の第一線で活躍されるあなたのご著書『上杉鷹山〈富国安民〉の政治』(岩波新書、2021年)についてあげつらう非礼をお許しください。ご縁といえば、千葉大学で教べんを執るあなたの共同研究『久留里藩における藩政運営能力の形成と蓄積』を千葉日報本 ・・・

【残り 1396文字】



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