南房総市平群地区の複合施設「ＨＥＧＵＲＩ　ＨＵＢ」で１７日、「房総の食」をテーマに郷土料理が集まる「ＨＥＧＵＲＩ　ＦＯＯＤ　ＦＥＳ」が初めて開かれる。安房地域の飲食店など１９店が出店予定。同施設の瀬戸川賢二代表（５９）は「地元に限らず、県北部など都市部の人にもぜひ来てもらいたい」と呼びかけている。

　参加する店舗は郷土料理をヒントにした同フェス限定商品を用意し、原則５００円で販売。ビワ、サツマイモ、イノシシのジビエなど地元の食材を使ったオリジナル料理を振る舞う。

　料理を重箱に詰め、持ち寄って食べるという昔の風習を手本に郷土料理を体験する「提げ重パーティー」（午前１１時～、２千円）、ワークショップ「そら豆の豆板醤（とうばんじゃん）作り」（午後１時半～、２千円）も実施。同施設フェイスブックで予約を受け付けている。

　瀬戸川代表は「みんなで房総の食を考えるきっかけになれば。将来的にはテーマを房総全体、千葉県全体に広げたい」と意欲的に話す。

　午前１０時～午後３時。雨天時は１５日午後５時までに開催可否を決定し、ＳＮＳで告知。延期の場合は２４日に開催する。問い合わせは同施設（電話）０４７０（５８）０３１２。