時代を越えた「光と影の表現者」 河村隆一さんに聞く 「うごくゴッホのせかい」千葉会場開催記念インタビュー(2)

インタビューに応じる河村さん
インタビューに応じる河村さん

 千葉市美浜区のイオンモール幕張新都心で開催されているデジタルファインアートイベント「うごくゴッホのせかい」千葉会場(主催:千葉日報社ほか)では、ミュージシャン・河村隆一さんがスペシャルアンバサダーに就任。

 千葉日報では、人生という壮大なテーマに向き合い、その光と影を描き出す河村さんに、時代を越えた表現者(アーティスト)としてのゴッホとの共通点や、音楽活動について伺ったインタビューを、3日間にわたって掲載します。

※「デジタルファインアート」とは純粋芸術を題材に、デジタルアーティストが制作したコンテンツの総称です。

 印象派の画家たちは「色彩の追求」に情熱を注ぎ、今もなお多くの人々を魅了し続けています。第2日目は、ゴッホの「表現(エクスプレッション)方法とアート」と、河村さんの「アイデアの源泉」に迫ります。

◆色彩を与えるメロディを

 ―印象派の画家たちは、光の移ろいと色彩の変化に焦点を当て、観る者に新たな視覚体験を提供しています。河村さんは、自己の想いや感覚を忠実に聴き手に届けるため、曲作りにおいて意識されていることはありますか。

 ロックは歌謡曲とかポップスよりも、ちょっと端にあ ・・・

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