害虫食べるテントウムシ定着へ 安価時短のペーストえさ開発 千葉県立農業大学校生、全国発表会で最高賞

「全国農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会」のプロジェクト発表・養成課程の部で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した県立農業大学校の黒田さん=東金市
「全国農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会」のプロジェクト発表・養成課程の部で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した県立農業大学校の黒田さん=東金市
黒田さんが考案したペースト状飼料
黒田さんが考案したペースト状飼料

 東金市に校舎や農場がある県立農業大学校(須合健己校長)で学んでいる黒田歩夢さん(20)が、2月に行われた「全国農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会」のプロジェクト発表・養成課程の部で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。黒田さんは、害虫となるアブラムシを食べるテントウムシを農場に定着させるため、製菓用起泡剤や砂糖などを素材に低額で作成できるペースト状の飼料(えさ)を考案した。

 同校は2018年から、テントウムシの一種「ナミテントウ」を飛翔制御した減農薬用の益虫「テントロール」の販売を行っている。ナミテントウが農場から逃げないよう、羽 ・・・

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