イソヒヨドリ 市街地への生息広がる 成田篤彦 【房総の草木虫魚】(441)

イソヒヨドリのオス 崖の石垣で鳴く=スズメ目ヒタキ科 ユーラシア大陸の温帯から亜熱帯で繁殖、県の方言でアカッパラなど(川名興1969千葉県の動物方言、自費出版)=2022年3月15日、木更津市(筆者撮影)
イソヒヨドリのオス 崖の石垣で鳴く=スズメ目ヒタキ科 ユーラシア大陸の温帯から亜熱帯で繁殖、県の方言でアカッパラなど(川名興1969千葉県の動物方言、自費出版)=2022年3月15日、木更津市(筆者撮影)
イソヒヨドリのメス 臨海埋立地の倉庫の屋根で巣材をくわえる=2017年4月17日、木更津市(筆者撮影)
イソヒヨドリのメス 臨海埋立地の倉庫の屋根で巣材をくわえる=2017年4月17日、木更津市(筆者撮影)

 今日も良い天気。梅が数輪咲き、ハクセキレイが道路で「チチチン」と鳴き走りさる。

 木陰の川の堤防にムクドリ大の小鳥が一羽いた。空色を帯びた茶褐色、波状の模様、イソヒヨドリのメスだ。彼女は私をみて、川に跳び降り姿を消した。「2日連続の出合い!」とうれしかった。

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【残り 1204文字】



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