【ふつうの家族】(105) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 和則(かずのり)が恭しく袋入りのTシャツを差し出すと、広中(ひろなか)は嫌がりもせずにそれを受け取った。
 
「おい広中、なに嬉(うれ)しそうにしてんだ」と寺山(てらやま)が茶々 ・・・

【残り 787文字、写真 1 枚】



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