女性長期保護施設 「かにた婦人の村」 居住棟建て替え完了 開設60年新たに個室 活動の場も再建へ寄付募る 館山

居住棟に6カ所作られた「コミュニティラウンジ」=5日、館山市の「かにた婦人の村」
居住棟に6カ所作られた「コミュニティラウンジ」=5日、館山市の「かにた婦人の村」
奥が居住棟。手前の管理棟とつながっている
奥が居住棟。手前の管理棟とつながっている
個室にはベッド、机、棚や洗面台が用意されている
個室にはベッド、机、棚や洗面台が用意されている

 さまざまな事情で行き場のない女性たちを全国から受け入れる唯一の婦人保護長期入所施設「かにた婦人の村」(館山市)が、居住棟の建て替えを完了した。1年以上に及ぶ工事が一段落し、新たに個室が整備された。一方、建て替えに伴い、料理や工芸をする場所の縮小を余儀なくされた。同施設は、女性たちの活動の場も再建すべく、4日から2回目のクラウドファンディングを開始して寄付を募っている。

 かにた婦人の村は、1956年に制定された旧売春防止法に基づいて全国に婦人保護施設などが設立された流れの中で、障害などの理由で自活が難しく、長期の入所が必要とされる女性のよりどころとして運営が始まった。公費で運営される社会福祉施設で、今年で開設から60周年を迎える。これまでに約200人の女性を受け入れてきた。

 現在は千葉県だけでなく、全国から集まった19~92歳の42人(定員80人)が共同生活を送っている。設立当初は終生利用を想定した施設だったが、現在では退所を希望する人には社会復帰のための手助けを行うなど、支援の在り方も多様化しているという。なかには施設から外に ・・・

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