【ふつうの家族】(65) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 目の前に立っている悠(ゆう)は、驚いた顔をしていた。舞花(まいか)の様子が、よほど深刻そうに映ったのかもしれない。「え、まじで?」と目を瞬(しばたた)くと、悠はいきなりその場 ・・・

【残り 787文字、写真 1 枚】



  • Xでポストする
  • LINEで送る