2025年1月21日 05:00 | 有料記事

展示会に出展する眞鍋氏

粉砕米を活用した「momo Rice Plastic Plate」
粉砕米を使ったお皿、その皿を製作する過程で発生するロス材で作ったイヤリングや貯金箱…。千葉市稲毛区を拠点に工業デザインを手がける「合同会社メイクスアンドシングス」は、製品の設計段階から資源の効率的な循環を意識する「サーキュラーエコノミー(循環経済)」を意識し、革新的な商品を生み出している会社だ。
「サーキュラーエコノミー」は、廃棄物を減らすリデュース、リユース、リサイクルの「3R」とは異なり、製品の設計段階から資源の効率的な循環を意識した持続可能な社会の実現を目指す経済システムだ。同社の眞鍋玲代表が同社を立ち上げたのは2022年。眞鍋代表は皮革製品や腕時計などの工業デザイナーとして長くモノづくりに携わる中で、年々高まる温暖化リスクなどの待ったなしの状況に対し ・・・
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