【ふつうの家族】(42) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 主寝室との間にある二階のトイレを使おうとしたものの、閉じたドアの隙間から光が漏れていることに気づき、兄が中にいるのだと思い込んで階下へ向かった。
 
 脱衣所の前に父のスリッパ ・・・

【残り 783文字、写真 1 枚】



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