【ふつうの家族】(36) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 おいおい胃が痛くなっても知らないぞ、と心の中で呟(つぶや)きながら、襖(ふすま)を元通りに閉めてその場を離れる。
 
 替えの下着を取りにいくため階段を上がり始めると、ちょう ・・・

【残り 774文字、写真 1 枚】



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