2025年1月9日 05:00 | 有料記事

P-1機体から一望の下に広がる九十九里浜と房総沖=8日

記者が体験搭乗したP-1「5号機」。昨年4月に下総航空基地に配備された1機目の機体だ

房総沖で警戒監視訓練を実施。船舶を哨戒対象に見立てた
海上自衛隊の操縦士などを育成する海自下総教育航空群は8日、拠点とする下総航空基地(柏市)に昨年4月配備された最新鋭の国産哨戒機「P-1型航空機」の体験搭乗を報道関係者などを対象に実施した。最新のハイテク機器を駆使し国防の最前線を担うP-1の警戒監視訓練の姿を記者が目の当たりにした。(柏・松戸支局 鈴木直志)
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記者が体験搭乗したP-1には音響や電波を解析するミッションクルーや、哨戒対象への対処を最終判断する戦術航空士も含め計11人が乗務。機内には海上に投下しスクリューの音などを聴き取るブイが積まれ、まとめて投下する連射機もあった。
午前11時ごろに離陸した機体は、約20分後には房総沖へ。快晴だが荒れ模様で、 ・・・
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