【ふつうの家族】(28) 辻堂ゆめ・作 伊藤健介・画

 キッチンカウンター脇の通路を塞(ふさ)ぐように立ち尽くしていたことに気づき、舞花(まいか)は顔を赤くして道を空けた。深緑色のエプロンをつけた母の後ろ姿を眺めながら、改めて ・・・

【残り 763文字、写真 1 枚】



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