ヤマアカガエル 広い森林のシンボル 成田篤彦 【房総の草木虫魚】(435)

ヤマアカガエル 成体の体長はオスで42~60ミリ、メスで36~78ミリ。本州、四国、九州、佐渡島に分布。背側線(背の皮膚の隆起線)が目の後ろでV字型に曲がる。県選定要保護生物=2010年3月5日、木更津市(筆者撮影)
ヤマアカガエル 成体の体長はオスで42~60ミリ、メスで36~78ミリ。本州、四国、九州、佐渡島に分布。背側線(背の皮膚の隆起線)が目の後ろでV字型に曲がる。県選定要保護生物=2010年3月5日、木更津市(筆者撮影)
ニホンアカガエル 成体の体長はオスで34~63ミリ、メスで43~67ミリ。本州、四国、九州など、国外では北部を除く中国に分布。背側線がほぼ直線。県選定最重要保護生物=2006年4月14日、木更津市(筆者撮影)
ニホンアカガエル 成体の体長はオスで34~63ミリ、メスで43~67ミリ。本州、四国、九州など、国外では北部を除く中国に分布。背側線がほぼ直線。県選定最重要保護生物=2006年4月14日、木更津市(筆者撮影)

 「ケロケロケロケロ…」とシュレーゲルアオガエルが間をおいて鳴き、上空にハイタカが舞う。ここは、春の丘陵の水田。小道を歩いていた時、小さな茶色のボールのようなものが飛び出し、一瞬のうちに狭く深い水路に飛び込んだ。

 「なんだ?」 丹念にたも網をいれて、やっとしゃくり ・・・

【残り 1182文字】



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