【オルロージュ】(356) 小川哲・作 岡野賢介・画

 ◆第三十八章 桐田奈南(4)
  
 シュートは微笑んで、氷が溶けて薄くなったハイボールを飲んでから「ようやく本音を口にしてくれたね」と言う。私は涙を流すだけで何も答えない。
 
【残り 872文字、写真 1 枚】



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