ワインの澱活用しパン開発 川島屋(花見川区)×SawaWines(八街市) 千葉県内で限定販売中「地元産品のPRに」

澱(おり)を活用し、ほんのり赤い色が特徴のワインブレッド(手前)と、商品をPRする山本代表(左)と川島社長=船橋市のマロンド北習志野店
澱(おり)を活用し、ほんのり赤い色が特徴のワインブレッド(手前)と、商品をPRする山本代表(左)と川島社長=船橋市のマロンド北習志野店

 千葉県内でパン店を展開する川島屋(千葉市花見川区)は、八街市のワイナリー「Sawa Wines(サワワインズ)」と連携し、ワイン醸造時に出る澱(おり)を活用したパン「ワインブレッド」を開発した。通常は廃棄される澱を使うことで、ワイン特有の香りや味が楽しめる特徴的なパンに。川島屋の川島隆弘社長は「新たな付加価値を付けてアップサイクルするだけでなく、千葉の食のPRにもつながる」と期待している。川島屋が運営する「マロンド」の県内7店舗で数量限定で販売中だ。

 ワインの澱は、タンパク質やポリフェノールなどの成分が結晶化した沈殿物のこと。通常、製造過程で澱を取り除く。サワワインズの山本博幸代表によると、同 ・・・

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