職住分離で生まれた邸宅 移築の書院都内で保存 野田市郷土博が特別展

茂木佐平治邸の主屋(現在の市民会館)。手前の芝生部分は「書院」が建っていた場所で、手前に沓脱石(くつぬぎいし)が残る
茂木佐平治邸の主屋(現在の市民会館)。手前の芝生部分は「書院」が建っていた場所で、手前に沓脱石(くつぬぎいし)が残る

 建築から100年を迎えたしょうゆ醸造家の邸宅を紹介する特別展「茂木佐平治邸の百年」が、野田市郷土博物館で開かれている。木造平屋建ての建物は大正期の近代和風建築の好例とされる。皇族が来泊した接客空間の「書院」は戦後移築されたが、現在都内で状態良く保存されていることが今回の展示に伴う調査で判明した。

 同館による ・・・

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