2024年10月24日 05:00 | 有料記事

成形の調整をする従業員=茂原市中の島町

飛まつ防止パーティションを再利用した商品「スノーフレークタイル」
プラスチック製品の射出成形メーカー。溶かした原料を金型に注入し、ハンガーやスプレーのキャップ、発煙筒の部品などを製造している。近年は大量生産だけでなく、アルミ製の簡易金型を用いて少量生産にも対応。製品の設計から携わり、顧客のアイデアを“形”にしている。
熱源となる天然ガスが豊富な茂原市で1952年に創業。当初はプラスチック製品の中でも、熱を加えると固くなる熱硬化性樹脂の射出成形を手がけていた。72年ごろ、加熱すると軟らかくなり、リサイクルに向いている熱可塑性樹脂の射出成形にシフトした。約20年前から主力の商品はハンガー。現在の内川毅代表取締役(60)は創業者の孫で3代目に当たる。
2015年には「脱下請け」を目指し、茂原市を中心とした中小事業者らと一緒に独自の製品開発を目指す任意団体「房総ものづくりネットMOVA(もーば)」を立ち上げた。
共同開発した商品「ハンドレット」は、駐 ・・・
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