【オルロージュ】(311) 小川哲・作 岡野賢介・画

 ◆第三十二章 若松佳比佐(3)
  
 突然風が吹いて、私の紙コップが机の上から飛んでいった。幸い、中に入っていたコーヒーはすでに飲み終えていた。紙コップを拾って座り直すと、槙原が「若松 ・・・

【残り 822文字、写真 1 枚】



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