「残念」「移転に反対」 地元で高まる「存続」の声 佐倉・川村記念美術館で「最後の展覧会」

企画展「西川勝人 静寂の響き」内覧会の開会式であいさつする生嶋章宏館長=13日、DIC川村記念美術館
企画展「西川勝人 静寂の響き」内覧会の開会式であいさつする生嶋章宏館長=13日、DIC川村記念美術館
DIC川村記念美術館の外観=13日
DIC川村記念美術館の外観=13日

 佐倉市からの移転や運営中止を検討するため来年1月に休館することが明らかになったDIC川村記念美術館(同市坂戸)で13日、翌日から始まる企画展の内覧会があった。事実上、この地で開かれる「最後の展覧会」で、生嶋章宏館長は開会式のあいさつで、これまでの支援に謝意を述べた。一方、地元の招待客からは惜しむ声や移転に反対する声が相次ぎ、同市の西田三十五市長も熊谷俊人知事に館の存続に向けた署名活動への協力を要請するなど、存続を求める地元の声は高まっている。

 「たいへん残念な報告があります」

 13日、同館で開かれた企画展内覧会の開会式。あいさつに立った生嶋館長は、来年1月下旬からの休館を含めた同社の発表に触れ、地元関係者らのこれまでの支援に感謝の言葉を述べた。

 一方で開会式に出席した西田市長は、存続 ・・・

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